ルノーユーロドライブで新車を借りて(正確には購入?)、2018年と2019年にヨーロッパを周遊しました。
その時のまとめです。
- ルノーユーロドライブのしくみ
- ルノーユーロドライブでの予約
- 2018年、フランスで配車
- 2019年、ドイツで配車
- ルノーユーロドライブのメリット
- ルノーユーロドライブのデメリット
- ヨーロッパ、できれば小型車で・・・
ルノーユーロドライブのしくみ
ルノーユーロドライブ(RENAULT EURODRIVE)は、ルノーの新車をレンタカーのように必要な期間借りることができるサービスです。
レンタカーのように借りて、返却するのですが、実際はルノーの車を購入することになります。
このシステムのカラクリは、 EU圏外国籍や海外旅行者が免税特権を使ってルノーの新車を購入し、試用期間を経て返却、ルノーが買い取りをするという仕組み。
なので、お得な価格でレンタカーのように利用することができます。
ただ、短期のレンタルはできず、21日以上、6か月未満という決まりがあるので、長期滞在者や長期旅行者に限られたサービスになります。
以前は日本に代理店があったようで、日本語で予約できたらしいのですが、現在は本サイトからの予約になるので、英語・フランス語・スペイン語のみ対応。
ルノーユーロドライブでの予約
予約はルノーユーロドライブのサイトで。
国籍を入力して予約画面に進んでいきます。
2018年と2019年に予約したのですが、方法が変わっていました。
2018年に予約した際は、車の一覧から日程とピックアップとドロップアウトの営業所を入力すれば、自動で料金がでてそのまま予約できました。
でも、2019年に予約した際は、自動では料金でず、希望の車種と期間、ピックアップとドロップアウトの営業所をメールで問い合わせてからの予約になっていました。
以前のように、簡単に料金など検索できる方が良かったのですが、ちょっと面倒くさくなっていました。
それと2019年に予約した際は、メールで質問しても返事がかなり遅かったり、ちょっとサービス悪くなったな~と思うところもあったのですが、予約の手続きや現地でのやりとりは以前と変わらず、一切問題がなくスムーズだったのでそれは一安心でした。
正式に予約後は、ルノーユーロドライブから申し込みや規約などの用紙一式がPDFでメールに届きます。
申し込み用紙や、支払いのクレジットカード情報を記入する用紙などは必要事項を記載してまた返信が必要です。
申し込み用紙にはすでに車種や期間、名前などは印字してあり、他にサインなどの必要事項を記入します。
記載が必要な欄にはわかりやすく黄色のマークしてありました。
私たちはPDFを印刷して、直接用紙に記入してから、スキャンしてメールで返送しました。パスポートのコピーも返送必要です。
このやりとりが一手間なのと、すべて英語のやりとり、そして自己責任なので、こうゆう手続きに慣れている方にお勧めです。私は英語はあいさつ程度レベルなので、グーグル翻訳を駆使して頑張りました!(笑)
2018年、フランスで配車
2018年にルノーユーロドライブを利用した時の詳細です。
車はカジャー (Kadjar) 。
フランス・スペイン・ポルトガルを周りました。
Model : Renault Kadjar
Version : Diesel 110cv AUTO GPS Europe
Delivery center : Paris 16e
Return Center : Madrid – Barajas
62日間、2601ユーロ
実際に配車された車は、黒?のカジャーでした。
後ろにうっすらモンサンミッシェル。
ルノーなのでフランスナンバー、プレートは赤なので目立ちます。
同じ赤プレートを見つけた時は、うれしかったです。
配車はパリ16区にある、 大きな立体駐車場の建物で、建物内にはレンタカー会社が多く入っていて、そこに ルノーユーロドライブの営業もありました。
手続きはすぐに終了。簡単に車の説明を受けて、車を受け取りました。
返却はスペインのマドリッド空港近くにあるホテルの駐車場。
駐車場に、レンタカー会社の事務所があり、そこに待ち合わせの時間にスタッフがきて、返却の手続きをしてくれました。
2018年に借りた車で周ったコースはこちらです。
2019年、ドイツで配車
2019年にルノーユーロドライブを利用した時の詳細です。
車はセニック、中央ヨーロッパ8か国を周りました。
Model : Renault Scenic
Version : Blue Diesel 150cv AUTO GPS Europe
Delivery center : Frankfurt
Return Center : Munich
66日間、2389ユーロ
シルバーのセニックでした。
配車はドイツのフランクフルト。
フランクフルト空港から車で10分ほどの、レンタカー会社Sixtの営業所で手続きをしました。
ドイツは車に環境ステッカーを貼らないといけないので、ここで10ユーロで購入。
他にも旅行の行程を聞かれ、行く予定の国を説明すると、高速道路でのステッカーが必要な国を教えてくれました。
返却はドイツのミュウヘン。
ミュウヘンの空港の近くにある、民宿のようなゲストハウスでで「ここに返却!?」と驚くような場所でした。
車の返却でちょっとドタバタした話と、2019年に借りた車で周ったコースはこちらです。
ルノーユーロドライブのメリット
1、新車に乗れる
ルノーの新車を借りることができます。過去2回借りた車は最新のGPS付で快適でした。
マニュアル車、オートマ車揃っていますが、ヨーロッパなのでマニュアル車が多かったです。
2、フルカバーの保険
フルカバーの保険がついています。2018年に借りたときの車体を少しこすったったのですが、返却の際に申告だけで一切料金はかかりませんでした。
*細かい補償内容までは、すべて英語でも記載なのでどこまでかはよくわかりませんが、配車の際に早速ドアを壁にぶつけてしまったのですが、スタッフにフルカバーだから問題ない、と言われました。
3、連絡先リストをくれる
配車の時に、問題があったりした時の連絡先が載っているパンフレットがもらえます。(PDFがメールでも添付されます)
*一度も問題がなかったので、利用したことがないので詳細はわかりませんが、問題があったらルノーの販売店でも対応してくれるようです。
4、保険適用の国が多い
レンタカーだと保険適用外の国などあって、国をまたぐのがいろいろ面倒なのですが、ルノーユーロドライブはヨーロッパのほとんどの国で適用になっています。
*2019年時点での情報です。
アンドラ、オーストリア、ベルギー、ボスニアヘルツェゴビナ、ブルガリア、キプロス、クロアチア、チェコ共和国、デンマーク、エストニア、 フィンランド、メトロポリタンフランス、ドイツ、ジブラルタル、イギリス、ギリシャ、ハンガリー、アイルランド、アイスランド、イタリア、ラトビア、リヒテンシュタイン、リトアニア、 ルクセンブルク、マケドニア、マルタ、モナコ、モンテネグロ、オランダ、ノルウェー、ポーランド、ポルトガル、ルーマニア、サンマリノ、セルビア、スロバキア、 スロベニア、スペイン、スウェーデン、スイス、バチカン
5、追加運転手が含まれる
通常、レンタカーを借りた場合、追加運転手の料金をとられます。
私たちは夫婦で交代で運転したかったので、その旨をメールで質問すると、家族なので問題ない、との回答でした。
確かに購入になるので問題ないのかな?ただ、家族だからOKだったのか、友人など他人はNGなのか、詳細はわかりません。
7、フランス以外にも営業所がたくさんある
フランス以外にも各国に営業所があるので、旅行の幅が広がります。
8、配車に時間がかからない
レンタカーを借りる時にかかる時間、場所によってはびっくりするくらい時間がかかります。
時間がかかるのはほとんど空港ですが、長いフライトの後のあの待ち時間は本当にしんどいです。
でも、ルノーユーロドライブだとほかにお客さんがいないので、すんなり手続きが終わります。
ルノーユーロドライブのデメリット
1、事前の書類手続きが手間
いろいろメリットも多いルノーユーロドライブですが、予約後の英語での書類の手続きは、レンタカーと違って一手間あり面倒です。
逆に、事前の手続きが面倒なので、現地では一切面倒な手続きがないのは、またレンタカーと違うところですね。
借りる期間が長いので頑張ろう!という気になりますが・・・。
2、営業所の場所がわかりにくい
フランス以外だと、営業は他のレンタカー会社から間借りしているようなので、場所がわかりにくかったりします。
ただ、予約後に配車と返却の営業所の詳細(連絡先や営業時間、地図や建物の写真)をPDFで送ってくれます。
3、電話連絡をしないといけない
配車の際、空港まで迎えが必要な場合は営業所に連絡をしないといけません。
返却は、返却日の3営業日前までに営業所に電話で連絡をしないといけません。
営業所によってはメール連絡できるところもありますが、電話のみの営業所もあるのでこれが手間でした。
4、目立つ・・・
ルノーユーロドライブのようなしくみの車のナンバープレートは赤になっています。(ルノー以外の車会社もフランスでみかけました)
けっこう目立つます。
ヨーロッパ、できれば小型車で・・・
私たちは4人で、荷物も多めだったので、大き目の車を借りたました。
特にフランスで借りたカジャーは大きかった・・・。
私はこわいので、おもに移動の際の広い道の運転担当で、旦那さんに複雑な町中や小さな村、狭い駐車場と運転してもらいました~。
ヨーロッパ、本当に道が狭いし、駐車場が狭い!都市以外、小さな村も周るなら、やっぱり借りるなら小型車がいいですね!